平井町歴史探検隊について

平井町歴史探検隊について

平井町歴史探検隊について(設立の趣旨)

「平井町歴史探検隊規約」の目的の項には、「生涯学習活動の一環として平井町の歴史を調査研究し発表することにより会員相互の自己実現および平井町の発展に資する」と書かれている。

そこに至る経緯を述べて、趣旨を明らかにしたい。
平成17年1月1日、旧東村と伊勢崎市が合併し平井町が誕生した。この平成の大合併にあたり、多くの市町村が消滅し、それに従って歴史ある市町村名、地名も消滅している。

合併委員会の、当初の地名案は、ご多分にもれず、小字をまとめて大字の名前をかぶせて1丁目から3丁目とするなどの行政効率を考えた無味乾燥なものであった。
これらに対して、歴史ある地名を残す運動が沸き起こった。平井区としても、3代前までの区長会議を開き、平井町を要望することを決定し、区長会において地名を白紙に戻し、再検討すべく行政、議会に働きかけた。
熱心な運動により、行政、議会を動かし、平井地区も、平井町として残すことが出来た。

その原動力になったのは、地域に対する愛着である。
私たちは、歴史ある「平井」を残そうという言葉で運動したのであるが、実際には、われわれ自身、平井の歴史のついての深い知識があったわけではない。ただ、相当古くから開けてた地域であり、漠然としているが「平井」を残さなければいけないという思いがあっただけである。

昔のことを知っている、人も高齢になり。だんだん記憶も薄れてきている。また、新住民も増加して来ている。
この思いを確実なものにし、後世に継承するには、もっと深く平井のことを知る必要がある。

平成17年に合併した記念行事として、平井の歴史を記録し、継承する会として多くの「平井町歴史探検隊」を立ち上げることになりました。
名称の「歴史探検隊」は小学校の学習活動で使われる言葉であるので小学生を対照とした活動と誤解されるおそれもないわけではありませんが、大人も子どももだれでも参加できるものです。

資金的には、篤志家による基金の寄付がありました。
その基金に加えて会員が資金を出しあって活動を行い、出版活動など費用がかかるものについては、区とか行政にたいする補助金の要請も行うなど資金的には独立し、利益を求めないで地元に還元するNPO的な活動にしたいと思っております。

活動の形態としては、公的な性格もあるため、当面、生涯学習推進員が推進する生涯学習活動と連携しながら進めていきたいと思います。

趣旨をご理解の上、多数の方の参加をお待ちしております。

文責:平成18年5月28日 金山 武